2017年11月5日 音楽堂 ano ano

秋晴れのもと、満席近い37名のお客様にお集まりいただき、三人のハーモニーとティータイムを楽しんでいただきました。
高低差の激しい楽器の組み合わせでしたが、コントラバスの温かい音色に包まれて、かなりオーケストラっぽいサウンドになっていたように思います。それぞれの楽器の歴史や特徴の紹介も織り交ぜて、今回は楽器や音色そのものがテーマでした。また、曲によってViolaの役割が上、中、下と変わっていくところにもご注目。
オープニングはテレマンのトリオソナタ。

Flute & Violaのデュオは三曲。それぞれ性格が異なる楽曲を並べてみました。二人だけの演奏は集中力も必要ですが、意気がピタッと合った時の音楽の生命力は素晴らしいものがあります。シンクロナイズドスイミングやフィギュアスケートのデュエットを思うとお分かりになるでしょう。果たして私たちの演奏はどうだったか・・個々の反省点はたくさんありますが、少なくとも意気は合っていた・・と本人たちは感じています。お客様はどのように感じて下さったでしょうか。これを機にこのデュオの世界をもっと深く掘り下げてみたいと思いました。
フランスの古典ドゥヴィエンヌのデュオ
親しみのある楽しげなメロディーを二人が交互に演奏
バッハのインヴェンションよりNo.1、9、14
曲ごとに様々な形で旋律が絡み合います
ヒンデミットのカノン風ソナチネ(原曲は2 Flutes)
バッハの200年後の進化系のような曲

続いてお待ちかねのティータイム。ちょっと狭いラウンジでのサービスは、ミニトレーにお菓子と紅茶を乗せて客席で召し上がっていただく形です。ちゃっかり出演者のCD販売も。
オレンジスパイスティー
オレンジスライスを煮出したお湯で淹れました。
クローブとカルダモンで香り付け。
自宅で仕込んでペットボトルに詰めて持参。
*作り方を教えてほしいというお声を頂戴しています。
レモンとオレンジの香りのマドレーヌ
果実の皮のすり下ろしを加えて焼きました。
ウエハース
オーストリアの菓子メーカーManner社製。
ヘーゼルナッツのクリームが挟んであります。
今回、チラシデザイン画を提供して下さった美濃焼「武山釜」の器を持参してお菓子を盛り付けました。

後半は、ロッシーニのViola & Contrabassのデュオから。
Violaパートは本来はCelloが演奏します。
イタリア色、というよりいかにもロッシーニらしいウキウキした音楽です。コントラバスの妙技も素晴らしい!! なかなかソロ演奏を聴く機会がないので、お客様はさぞ聴き入って下さったことと思います。温かい音色が持ち味のこの二つの楽器のサウンドは、落ち着きたい方にはおすすめです。
最後は、モーツァルトの「魔笛」より。
生徒さんにゆるキャラ風の登場人物を描いてもらって、それを掲げながらあらすじを説明しつつ、主要な旋律を演奏して、最後に序曲!で締めました。
ウケましたね。さりげなく織り込まれた社会風刺にも言及しましたので、初めて話を完全に理解したという方が大勢いらして、趣向としては大成功だったと思います。

日本ではクラシック音楽に敷居の高さを感じる風潮がありますが、楽しい気分で接していただきたい一心で、毎回色々な趣向を考えて企画しています。初めてご来聴下さった方々が多いので、もし気に入って下さいましたら、次回以降もぜひ楽しみにお出かけ下さい。
ご来場の皆様、多大なご協力をいただいた共演のお二方、スタッフとして手伝って下さった教室受講生の皆さん、心より感謝いたします。