イメージ 1自分の楽器を破損して修理中、代替品を借りていることはすでにupしていますが、その楽器を楽器屋さんの都合で返却することになり、あと10日で本番という時に、新たに代替品を探すことになってしまいました。やっと慣れてきて、良さも分かって面白くなってきたところで、何故このタイミングなの?と思いましたが、自分で起こしてしまったことなので仕方ありません。
思い当たるところがあり、ある有名な演奏家が所有しているヴィオラを貸していただけるよう直に交渉しました。
その楽器も私のものより値打ちがあって、ある事件で有名になったXXニーニの一族が製作した代物です。まだ楽器屋さんで売り出していた時に短期間借りたことがあり、どんな感じかコツは掴んでいたので、もう時間がない今、代替品はこれしかないという判断でした。
個人所有の高価なものを借りる時は絶対に粗相ができないので、緊張します。

弾いてみての感触は色々と面白いです。
まず前の代替品について。かなり良い銘器だったと分かった。高音を除きこちらの要求にほとんど全て応えてくれる代わり、しっかり音を鳴らすのに想像以上に体力を要していた。特に右半身の疲労がひどい。

今の代替品について。胴体の長さが自分のと同じで、フィンガリングの幅が全く同じだっただけでなく、自分の楽器を弾いているのでは?と勘違いするくらい自然に弾ける。体の負担がない(いつも通り)。響きはこじんまり。前の楽器を大胆に弾きこなそうとする身体の使い方が残っているので、扱い方がまだ分からない部分もある。

両者の音色は対照的で、前者は重低音、後者が明るいトーンで中音域に最も良い響きが集まる、高音も伸びが良い。私の楽器も後者に属するので、違和感が少ない(なくはない)。

自分の楽器について。以前感じていたほどには、XXニーニと自分の楽器のレベルの差を感じない。指板、駒その他かなりリニュアルしてパワーアップしたので、差が縮まった気がする。

自分の演奏について。この3週間で、少しだけ大きい楽器の音程の取り方に慣れてきたところなので、いつもの自分の音程の取り方にすーっと戻れるのかが最大の不安材料だったが、10分で戻れた。

いずれにしても、残された時間でどこまで思い通りの音楽が表現できるようになるか、自分の技量が試されています。