fc会員が出演するコンサート情報です。

稲城フィルハーモニー管弦楽団20周年記念 第27回定期演奏会

2012年12月9日(日)開演14:00
パルテノン多摩 大ホール

チャイコフスキー : バレエ組曲「くるみ割り人形」
チャイコフスキー : 交響曲第6番「悲愴」

指揮 : 後藤 悠仁

楽団のHP↓

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floscampi_sugamo@yahoo.co.jp

恒例、勝手に曲目解説。
この欄を書く時にいつも思いますが、アマチュアの人達は、よくこんな難しい曲を頑張って弾くよなー
どちらの作品もとてもよく演奏されますが、チャイコフスキーはオーケストレーションが上手なので、華やかなサウンドは聴衆受けします。それだけ弾くのが大変だってことです。

私がこの2作品を弾く際に、どの部分が最も緊張(集中)するかと言いますと、くるみ割り人形の第一曲目「前奏曲」です。なぜなら、この曲はチェロ以下の低い楽器がお休みで、最低音をヴィオラが担当しているため、音がよーく聞こえてしまうからです。しかも、そういう時に限ってややこしい音が並んでいるんですよ。ヴィオラパートにそんな重荷を背負わせるなんて、チャイコさん、なかなか勇気があります。

勇気と言えば、「悲愴」なんてもっとすごいですよ。1楽章の出だしはファゴットのオドロオドロした低音で始まりますが、きれいに音が出なくて息が詰まりそうになってるファゴット吹きがやっと肩の荷を下ろした頃、旋律を受け継いでいくのがまたまたヴィオラ。重要な旋律をひとしきり<弾かされた>後、やっとヴァイオリンが楽器を構える、という具合です。「悲愴」の悲愴な場面はこれで終わらず、今度は4楽章の最終盤、曲が彼方へ消えて行く道を誘う音色が、またまたまたヴィオラ(最後の最後はコントラバスで終わりますが)。その頃ヴァイオリンの人達はもう仕事は終わっていて、「早く帰って旨いビールを飲みたい」と考えているはずです。

ちなみに、作曲家の皆さんは、自分の死期が近づくと、なぜかヴィオラの音色を好む傾向があります。まさか三途の川のせせらぎがヴィオラの音・・?
チャイコさんは悲愴を完成した後にお亡くなりになりました。
現在ご活躍の作曲家の方々に忠告です。もしヴィオラの音に急に魅力を感じるようになったら、すぐに健康診断を受けましょう。

余談?? 指揮者の後藤氏は大学時代の先輩でよく存じています。氏の場合、まだ仕事をしている最中でも、ビールを飲んでいるところを妄想しているはずです・・^^